農薬や化学肥料に頼らないでみかん作りをしていくこと。これが無茶々園のスタートであり、今でも基本としている考えです。
化学肥料は使わず有機物で育てる。除草剤もいっさい使わず雑草対策はもっぱら人の手で。農薬にはできるだけ頼らずに、使用する場合にも環境を考えて有機栽培で認められているものを優先する。この栽培方針のもと、80軒以上の農家が無茶々園のみかん作りを行っています。

無茶々園のかんきつのおいしさの秘密とは
無茶々の里のある愛媛県西予市明浜町は、宇和海を南に臨み暖かな気候に恵まれたかんきつの名産地です。「耕して天に至る」と表現されるような石垣の段々畑や急な斜面が広がっています。

町全体が南向きなので太陽の光がよく当たり、「海からの照り返し」と「段々畑の石垣からの反射」によって上からも下からも光を浴びます。

また、畑が急斜面にあるため水はけがよく、海に面した園地には、潮風にのって木が育つのに大切なミネラルがたっぷりと運ばれてくるのです。

そうしたみかんが美味しくできる自然条件に恵まれているだけでなく、農家が「どんな肥料をあげ、どんな土作りをし、どんな世話をすれば、さらに美味しいみかんができるのか?」を日々考えています。

どれだけ農家が汗をかいたのか。

それこそが一番の美味しさの秘密かもしれません。

無茶々園の農家は、農薬や肥料の使用について共通の栽培方針で柑橘作りに取り組んでいます。

  • 0.除草剤や化学肥料は使用しない
  • 1.農薬は毎年ゼロからスタートしてなるべく最低限に抑える。
  • 2.病害虫の発生がある場合は、有機栽培で使用可能な天然物由来の農薬で対応する。(有機栽培の基準)
  • 3. それでも抑えられない異常発生の場合のみ、回数を3回までに限って化学農薬を使用する。(低農薬栽培)(愛媛県の一般的な栽培における防除指針では、化学農薬18回が基本になっています。)

収穫へ重大な影響が出る場合に止むを得ず化学農薬を使用することもありますが、それも一年に渡る栽培の結果。
一年一作のみかん作りの中で「最低限」に抑えるように取り組んでいます。

柑橘の発送にあたっては、基本的に上記栽培方針の『2』まで(有機栽培基準)の品物をお送りいたします。
ただし、病害虫の異常発生時には『3』(化学農薬3成分まで)の基準となります。

*HPより抜粋